あべけん太 著
朝日新聞出版/1.400円+税/2017年9月
あべけん太さんは、ご存知のように“ダウン症のイケメン”としてNHK Eテレ「バリバラ」やTBS系「爆報!THE フライデー」などに出演されているタレントさん。仕事も、IT関連の会社の総務部門でバリバリこなしています。
この初エッセイは、1年以上かけて、ときにはカフェで、ときには居酒屋で、編集者とライターさんに話した内容が彼自身の言葉として綴られています。その場に家族は同席しなかったそうです。お父さんの俊秀さんは「仕事でも趣味でも充実した人生を送っている30歳の人間を取り上げたら、たまたまダウン症があった」という捉え方をしてほしいと語ります。
けん太さんにしかできない啓発活動をと、最近はたくさんの団体から講演のお声掛けがあるようです。JDS主催「日本ダウン症会議」の11月12日(日)午後の市民公開講座にも登壇されます。このエッセイ集を引っ提げて全国を飛び回ってほしいものです!