坂井律子 著
NHK出版/1,500円+税/2013年12月
本書の帯より
「新型出生前検査が日本に上陸ーー。子どもを産むことが幸せな体験であり続けるには? 誰もが差別されずに生きていくには? NHKプロデューサーが悩みながらその答えを探る、リアルでしなやかなリポート」。
著者の坂井さんは、1990年代の「母体血清マーカー」問題当時からダウン症のある人たちに目を向け、社会に問題提起をする形で番組づくりを進めてくださっている敏腕プロデューサー。いのちの選択という大きな問題を取り上げ、「記録する」ことを使命として、国内外の現状が整理してあります。
構成
第1章:新型検査の上陸<2012年・日本>
第2章:出生前検査が浸透した国<2013年・フランス>
第3章:スクリーニングの歴史と思想
第4章:日本が歩んだ道 第4章:どんな社会をつくってゆくのか
【注:第4章では、JDSと京都・広島の親の会の動き、厚生省(当時)の動きが克明に 記されています】