牧野アンナ 著
角川春樹事務所/1,500円+税/2015年10月
牧野アンナさんは、「ダウン症のある方たちと運命的な出会いを果たし、今までの経歴をすべて捨て、かれらと一緒に生きるため、ダンスチーム『LOVE JUNX』を立ち上げる。」<本の帯より>
この運命的な出会いとは、実は、2002年にJDSが横浜で開催した第3回「ダウン症児者の芸術創作活動」としてのダンスイベントでした。そのためのレッスンをJDSがアンナ先生にお願いしたことが事の始まりで、本番のステージ上で最後に、「わたしはアクターズスクールをやめて、この子たちと一生、生きていくことを決めました」と宣言。後戻りできない決意表明から13年が経ち、いまでは全国でダウン症のある人たち700名以上がダンスを楽しんでいます。そんなアンナ先生のこれまでの軌跡、そしてこれからがぎゅっと詰め込まれた一冊です。