姫路まさのり 著
宝島社/1,300円+税/2015年11月
放送作家でありライターの著者は、病気や障害などの啓発・支援事業に関わり、2014年、ABCラジオ(大阪のAM局)の番組「ダウン症は不幸ですか?」(JDSの玉井浩理事も出演)で、日本民間放送連盟賞 ラジオ報道番組部門 最優秀賞を受賞。その受賞が本書の発行へのつながります。
「ダウン症の有無が診断できる検査が始まる――」、2012年8月の新聞報道に、著者は衝撃を受けます。そして、翌2013 年4月からの“臨床研究”という名目での国内における検査開始。それは、「これ以上ダウン症の子どもは生まれなくていい……」という通告にも感じられました。多くのダウン症の子どもを抱える家族と接してきた著者は、ダウン症について知れば必ず意識は変わると、初の著作で世に問うています。
「ダウン症は、決して不幸なことではありません」
構成
第1章:ダウン症の基礎知識
第2章:ダウン症児を持つ家族、それぞれの真実
第3章:ダウン症児の療育